親の車を譲り受けるときの手続き

最終更新日: 2026-08-15

「親が免許を返納するから、車をもらうことにした」。運転再開のきっかけとして増えているパターンです。タダで車が手に入るのはありがたい話ですが、手続きと確認を飛ばすと後で困ります。

この記事の目次
  1. 必要な手続き
  2. もらう前の車のチェック
  3. 「親の車で再開」を成功させる段取り

必要な手続き

  • 名義変更(移転登録):普通車は運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会で。譲渡証明書・車庫証明(普通車)などが必要。販売店や行政書士への代行依頼も可能
  • 自動車保険の切り替え:親の契約をそのまま使い続けるのは不可。自分名義の契約が必要になる
  • 等級の引き継ぎ同居の親子なら等級を引き継げるのが原則。親が長年育てた高い等級(20等級など)を受け取れると保険料が大幅に安くなる。別居してからでは引き継げないため、同居のうちに手続きするのが鉄則。返納・引っ越しの予定がある家庭は、この順番だけは先に保険会社へ相談を
  • 自動車税の納税者変更:名義変更すれば翌年度から自分宛てになる

もらう前の車のチェック

高齢の親の車は、走行距離が少なくても要注意です。

  • 年式と装備:バックカメラ・衝突被害軽減ブレーキがない年式なら、再開期の車としては不利。あまりに古いなら「もらわない」判断もあり
  • タイヤの製造年:距離を乗っていなくてもゴムは劣化する。製造から5年超なら交換前提で
  • バッテリー・オイル等の消耗品:長期間チョイ乗りだった車は消耗品が弱っていることが多い。譲り受けたらまず点検(数千円〜)に出すのが安全
  • 傷・へこみの確認:あとから「ぶつけた?」と言われないよう、受け取り時に状態を写真で記録

「親の車で再開」を成功させる段取り

  • 1. 保険を先に整える:等級引き継ぎと運転者範囲の設定を済ませてから乗る
  • 2. 点検に出す:整備の安心はそのまま運転の安心になる
  • 3. その車で講習を受ける:出張型講習なら譲り受けた車そのもので練習できる。車のサイズ感・装備の使い方・実家周辺や自宅周辺の道まで、一度に馴染める
  • 4. 親を初ドライブに乗せる:運転を卒業した親にとって、自分の車が子どもの足として生き続けるのは嬉しいもの。安全運転の動機づけとしても効く

親の返納と自分の再開をセットで設計すると、家族の移動力は途切れません。返納を考え始めた親がいる方は、早めに保険の等級と車の状態だけでも確認しておきましょう。

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