急に高速を走ることになった人へ
「明日、高速で送ってほしいと頼まれた」「急な用事で高速に乗るしかない」。理想の準備手順を語っている時間がない方のために、最低限これだけ、を凝縮しました。まず落ち着いて、乗るかどうかの判断から。
まず、本当に乗るべきかを3分考える
緊急時こそ、乗らない選択肢を最初に検討してください。
- 下道で行けないか:時間が1.5倍かかっても、確実に着くほうが速いことがある。ナビで一般道ルートの所要時間を確認
- 運転を代われる人・公共交通はないか:頼み事なら、タクシーや新幹線との費用比較も冷静に
- 数日でもブランクを埋められないか:出発前日に30分でも下道を走っておくと、当日の余裕がまるで違う
そのうえで「乗る」と決めたら、以下に集中します。完全なブランク(数年運転ゼロ)からのいきなり高速は、正直おすすめしません。その場合は下道か代替手段を強く推奨します。
高速の最低限・5つだけ
- 1. 合流は加速が正義:加速車線で十分に速度を上げ、本線の流れと同じ速度で入る。遠慮してゆっくり入るほうが危ない。入る先はミラー+目視で1台分の隙間を見つけておく
- 2. 走行車線(一番左)だけを走る:追い越し車線に用はない。左を一定速度で走り続けるだけでいい
- 3. 車間は「前の車が通過した地点まで2秒以上」:数字で管理する。詰まったらアクセルを緩めて調整
- 4. 出口の2km手前から準備:案内標識が出たら心の準備、1km手前で左車線キープ(走行車線にいれば何もしなくていい)
- 5. 降りたら速度感覚をリセット:高速の後は60km/hが遅く感じる。料金所とその先の一般道でメーターを見て速度を確認
困ったときの対応だけ覚えておく
- 出口を通り過ぎたら:次の出口まで行けばいいだけ。高速上でのUターン・後退は絶対にしない
- ガス欠・故障・異音:ハザードを点けて路肩へ。停止後は車の後方に発炎筒・停止表示器材を置き、人はガードレールの外へ。道路緊急ダイヤル(#9910)か非常電話で通報
- 眠気・疲れ:我慢せず次のサービスエリア・パーキングエリアへ。高速の疲れは自覚より早く判断力を削る
- 雨:速度を落とし車間を倍に。それだけで大半のリスクは下がる
無事に往復できたら、それはあなたの実績です。ただ、次があるなら余裕のあるうちに高速教習を1回。「いきなり」を「準備済み」に変えておくと、高速はただの便利な道になります。